リアルタイムドキュメンタリー

デジタル社会にアートと共感を生む重要性

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今日も一つ、僕は逆転への布石を打っていく。

 

今日はtwitterのタイムラインでたまさか見つけた、五年以上前に書かれたデジタル社会を予見するこの記事に感動したという話です。

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デジタルとは、その情報が、媒介する物理的な物質から解放され、情報が情報として、それ単独で存在できるようになったということなのです。デジタルになる前は、つまり、アナログの時は、情報が物理的な物質を媒体としないと存在できなかったのです。

これだけデジタル化が叫ばれる世の中になって来ましたが、デジタルとは何か?について、これ以上端的に答えられている一文に出会った事はありませんでした。

 

前半部分は、デジタルにより情報が物理的な物質を媒体とせずに、それ単独で存在できるようになる事で物質のせいで出来ていた境界線が消滅し、全ての産業区分が無くなっていくよという事を分かりやすい例を交えて解説がなされています。

そして特に感銘を受けたのが後半の記事です。

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第1ステップとしてすべての産業区分がなくなり、すべてのビジネス領域はデジタルテクノロジーの塊になります。もしくは、デジタルテクノロジーと切っても切り離せない領域になります。そして、デジタルテクノロジーが弱いところは、いつのまにか、この世界からいなくなります。

第2ステップとして、そうなった瞬間、テクノロジーは共有スピードが激しすぎて、競争の差異を生みにくくなります。

3ステップとして、そういう未来においては、究極的にすべてのビジネスは、企業の存在そのものや、プロダクトやサービス、つまりビジネスのアウトプットが、人がアートのように感動するものでないと生き残れなくなっていくのです。

現在は第2ステップから第3ステップへの移行期みたいなタイミングでしょうか。いやいやもう既に第3ステップど真ん中だよという方もいるかもしれませんが、5年以上前からこれを完璧に予見しています。ドンピシャです。神です。

実は4年くらい前、数ヶ月ほどサンフランシスコ(SF)にユーザー体験(UX)デザインを学びにいった事があります。

Apple watchが出たばかりの頃で、UberやAirbnbなどのイケてるUXを提供する新しいサービスがゴロゴロ生み出されるスタートアップの本場です。ちょうどリーンスタートアップやデザイン思考、UXの重要性が唱えられ出したタイミングでした。

実際に現地で感動する体験に触れて、その体験をもとに、何が自分の琴線に触れたのか、その理由は何なのかみたいな事を議論しながら、カスタマージャーニー等のデザイン思考でよく使われるフレームワークも活用しつつ自分たちのサービスをユーザー目線で徹底的にブラッシュアップするような事をやって来ました。

今だともう少し進んで心理学や人間工学まで駆使して感情の起伏ポイントを押さえにいったり、あるいはデータサイエンス的な視点からユーザーの行動履歴や反応を見て、サービス価値に対する法則性を導き出したりするんですかね。

人が本当に感動するサービスや体験には言語化出来ないただ「なんかやべえ」という一種のアート的な要素が入っているように思います。

うまくいった過去のサービスを分析した結果、言語化、論理化が出来てしまったサービスやフレームワークは既に陳腐化してしまって、そのエッセンスを取り入れて考えられたものは、もしかすると、その時点でサービス価値としての感動が既に薄れてしまっているのかもしれない。なんて事すら感じました。

 

アートのように感動するビジネスのアウトプットとして、SHOWROOMの前田さんが仰ってる「共感を生む力」や

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キングコング西野さんが説く、これからの時代にファンを作れる事の大切さは

by / Voicy - 今日を彩るボイスメディア

感動するものでないと生き残れなくなるという文脈においては猪子さんと同じ事を言っています。

そして、少なくともアートよりは再現性の高い方法でビジネス化に成功しており、これからのビジネスディベロッパーやサービス企画者にとって身につけるべき能力の一つだと思っています。

このリアルタイムドキュメンタリーも多くの共感や感動を生み出す場として育てていければ最高だぜ!と考えています。

 

明日やろうはバカヤロウなんだよ!