リアルタイムドキュメンタリー

インフラを支える名もなき戦士たち

f:id:riopo:20191213131023j:plain

今日もひとつ、僕は逆転への布石を打っていく。

 

システム開発・運用をやっていると、サービス利用者への影響を最小限にする為に深夜の時間帯に機能追加のリリース作業を行う事がよくある。特にこれまで担当して来た流通系のシステムは台風や地震などの物理的な災害が発生すると店舗ネットワークの通信断や被災した物流網の変更など、障害が発生すると休日夜間問わず、フォロー対応が必要になる事も多い。決して楽しいだけの世界じゃなくどちらかと言うと、泥臭くて、きつくて、緊張感の中に時には楽しい事も少しだけあるような世界だ。

 

何となく世の中の風潮としては、好きな事を仕事にして楽しく働こう!を曲解して、楽して儲けようとか、きつくてブラックな仕事は早く逃げようとかそんな風に捉えてしまってる人も少なくないように思う。

 

事故が起きた時には魔法のように数日で復旧する鉄道や電波塔、蛇口を捻れば出てくる水道、ボタン一つで着く電気やガス。普通に生活していれば当たり前と感じてしまう便利なインフラが提供される背後には、みんなが寝静まった後にひっそりと作業を開始している多くの名もなき戦士がいる。

自分がそんな社会インフラ化したシステムを担当した経験が無ければその裏にある苦労や工夫を想像し、感謝や尊敬することはなかったと思う。小手先のスキルを獲得するより何より一番の大きな学びだった。

 

明日やろうはバカヤロウなんだよ!